ギャラリーPaw(芦屋市精道町)の素材シリーズ「白黒展」が終了した。梅雨の真っ只中ながら清涼剤のようなクールな印象をのこした。27名もの参加者だったが、色を極力限定されると、たとえ雑多な物が溢れて収拾がつかないほどであっても、遠目にも美しくすっきりと納まってしまっていた。普段の暮らしにおいても、色だけでも最小限に統一すればかなり心地良いはず。それがもしモノトーンなら少し単調かもしれないけれど、一段と格調高くなるだろう。今回Pawで出会った方(特に出品者)は、服装まで何となく白黒的なものだから、作品と同化して見えて、内心ほほ笑ましく思ったりもした。完璧主義の方が結構いるのですね。多色使いの私としては、白黒の構成は楽しくもあり新鮮だった。
添付画像(上)は、拙作の平面レリーフのなかの1点「「凝視/UNBLINKING」
頭を切り替えて、伊丹市立工芸センターの薔薇がテーマの企画展の方にも出品する機会を頂いた。バラと聞けば「綺麗なバラには棘がある」や「有刺鉄線=ばら線」などを連想したものの、そのまま作品にするのは尖りすぎて危ないのではと悩ましく、あまりに具体的なテーマは却って難しいと痛感した。結局、木の箱に△形(花びらや棘のイメージ)の紙片をコラージュして色をつけ、5色の箱型のオブジェがなんとか出来ました。添付画像(下)。
伊丹市立工芸センター
「ばら大好きツ展」http://mac-itami.com
2012・6・16(土)〜7・1(日)
10:00〜18:00 入館は17:30まで
月曜休館
入場無料