2019年08月22日
アッサンブラージュのための引き出し
2019年7月16日(火)〜28日(日)まで、LADSギャラリー(大阪市福島区福島3‐1‐39メリヤス会館1F)で、個展をしました。
梅雨明け前の蒸し暑い中、搬入を手伝って下さった友人達に、心から感謝致します。
お陰様で作品たちがまるで運命の様に迷いなく、それぞれの場所を与えられました。
言い訳や打算が入り込む不純な制作者の判断よりも、冷徹な第三者の眼が必要です。
会期中ご高覧下さった沢山の皆様にお礼を申し上げます。暑い時期の展示は経験がなく不安で、無謀のそしりを免れないと覚悟していたにも拘らず、旧交を温める機会になりました。お名前がすぐに出ず、戸惑う事もありましたがお許しください。
ただ意味なく記憶を重ねる事が年の功ではなく、意味のある記憶だけをいつでも引き出せる事こそ大切です。
話が飛びますが、私は物を分類する時に「引き出し=箱」にまず同類のものを入れます。色や大きさというよりも素材や形で大きく分けておくと全体が見えて、作品を構成する時に足りないパーツを探すのに便利だから。
今回のテーマは「ASSEMBLAGE/寄せ集め」。
人生は、思いがけない組み合わせで満ちている。その場面に出くわす喜びを味わうのが制作の醍醐味。
元々宝石箱とは縁遠く、玩具箱に心惹かれる体質なのだろう。
posted by TERADA Mariko at 22:36| 日記